2010年8月12日 (木)

理科の自由研究:本当に押さえるべきポイントはここだ!

今年も夏休みが来ましたね。
そしてまた言ってますね。
「自由研究で何をやったらいいかわかりません」
それ、そろそろ卒業しませんか?
今年くらいは、しっかりと成長を実感できる自由研究やりませんか?
 
私は学校の先生です。
先生が話す「現場の声」にちょこっと耳を傾け、
その場のごまかしでない本当の勉強にチャレンジしてみませんか?
少し長い文ですが、損はしないと思いますよ。

皆さんに知ってほしいことは、次の3つ。
 1,自由研究という宿題は何のためにあるのか
 2,アイデアは自分の力で考える。でも取材ならOK。
 3,良いテーマとは「気になること=解決したい悩み」なのです。

では、いきます。

 
 
1,まずは、宿題が何のためにあるのかを知ろう ~ 自由研究の意味
 
いきなりですが、
あなたは、「夏休み」が何のためにあるのか考えたことありますか?
…あんまりない、ですよね。
答えの一つは「自律」のためです。
自律、つまり時間割やチャイムが無くても、先生に注意されなくても、
自分から規則正しく生活し、計画通りに勉強する…夏休みはそういう訓練の場なのです。
だって、みんないつかは卒業するし、卒業したら全部自分でやらなくちゃいけないでしょ。
学校でやってることには子供が大人になる上で身につけてほしいいろんな事を訓練するため
一つ一つにちゃんと意味があるのです。

 
「学校の勉強なんて役に立たない」なんてエラそうに言ってる人がいるけど、
もともと子供好きな人が多い(たぶん)先生たちが、
役に立たないことを意味もなく子供に押しつけると思いますか?
勉強と意外にもイメージが近いものでは、最近になってリメイクされた『ベストキッド』という
格闘技の映画があります(リメイク版の方はまだ見てませんが)
その中で、主人公の少年は、師匠から一見すると何の意味もないような
家事の手伝いみたいなことを次々やらされる…
でも実は、そこでくりかえしてた動作が拳法の上達に必要な訓練になってて…という
シーンがあります。
学校の勉強もそんな感じです。
たとえば、小学校だと漢字を書くときには、やたらと書き順を注意するんだけど
書き順って一見無意味そうだけど、あれは、同じ書き順(=決まった動作)をくりかえすことで
手が字を書く動きを覚える…つまり字を忘れにくくするという効果があるのです。
「読めれば書き順なんてどうでもいいじゃん」ていう人。確かに、そうとも言えます。
…いつまでたっても漢字が覚えられないままでいいならね。
 
そんなわけで、
多くの人に嫌がられている自由研究にだって、ちゃんと意味があります。
その意味とは
自分で決めた課題(テーマ)を自分で解決する ということ。
大人になったら、何をするかだって全部自分で決めなくちゃいけない。
 ・どうやって稼ぐのか
 ・どんな場所に住むのか
 ・好きな人をどうやって自分に振り向かせるか
 ・周りの人とどうやって関わっていくか
 ・未来をどんな世の中にしたいのか
こういうことは、自分にしか決められない。
他人に代わりに決めてもらうことはできない。
しかも困ったことに、テストや問題集みたいに決まった答えがあるわけでもない。
こういうことっていうのは、大人にとっても超難問なのです。
その前に、もう少し簡単な課題で練習しておく必要がある。
それが「自由研究」 自律が目的の夏休みですから、内容だって先生に言われたことばかりじゃダメなのです。
 
たくさんの人たちが質問します。
「自由研究どうしたらいいですか」「何をやったらいいかわかりません」
そりゃそうでしょう。答えなんて無いですから。
でも、つらくても自分で決めてください。
「自分で決める」ということが何より大事なのです。
とはいっても、自分の将来を決めるよりは、はるかに簡単でしょ。
(一応、後の方でヒントくらいは示すつもりなので、よかったら最後まで読んでください)

 
 
2,テーマだけは自分で決めなきゃダメ ~ 「何をしたらいいですか?」は禁句です

自由研究が
自分で決めた課題(テーマ)を自分で解決する練習 なのだということがわかったところで
言っておきたいことがあります。
「何をしたらいいか」という質問は、今後してはいけない。
だって、それを人から教えてもらったら、自分の課題じゃなくなってしまうでしょ。
宿題としての価値ゼロです。テストだったら0点。
出来ばえのことは心配しなくても大丈夫。
先生たちは自由研究の宿題をチェックするとき、
 ・自分自身で考え、決めた課題(テーマ)か
 ・自分のアイデアで解決しているか
ということをいちばん詳しくチェックするから。
(他の教科では違うかもしれないけど、理科ではだいたいそう)
逆に、自由研究のヒント集みたいなものに出ていた実験をそのままマネして
まとめもそのまま丸写ししたって、それがどんなに立派に見えても高い評価は得られない
(ていうか、そもそも先生にほめてもらうための物じゃないんだよ、宿題というのは)
特にわざわざ理科の先生なんかになる人っていうのは、もともとそういうのが好きな人が多いから
自由研究の本なんて片っ端からチェックしてたりします。
そういう相手に本の丸写しなんか提出したものなら
「あぁ、○○の△△ページに出てたやつね」とか一瞬でばれちゃうのは想像できるよね。
 
ついでにいうと、たぶん親切心でそうしているとは思うけれど、
ネット上にたくさん存在する
「自由研究にはこんな事をやるとよいですよ」
という類の記事というのは、自由研究の本来の意味からすると
あまりオススメできるものではありません…。
自分で課題を見つけることが大事なのに、逆に足を引っ張ってます。
もちろん「何をしたらいいか教えてください」なんて聞く方が悪いんだけど、
だからといって、それに対して「じゃ、こうしたら」って教えてしまうのも、ちょっと迂闊な気がします。
中にはしっかりと「こういうことは自分で決める物」というアドバイスもあって
ちょっとホッとしますが、世の中的には、まだまだ理解はされていないみたい…。

 
 
3,せっかく自由なんだから、自分のために勉強しよう ~ 困っていること、気になることを解決しよう
 
何をするかは、人に頼らず自分で決める、ということがわかったので
こうなったら、あとは一生懸命考えてやるだけです。
と、そこでよくある意見
「理科の実験・観察なんて、自分では思いつかないし、どうしていいかわからない」
 
…え?
「理科の実験・観察をやりなさい」って、だれかに言われたんですか?

こう言うと、すかさず反論されそうですね
「理科の自由研究なんだから、理科の実験とかをやるんじゃないんですか」
…あの、はじめから「自由」研究って言ってるはずなんですけど。
もちろん宿題自体はやらなくちゃいけませんが
(「やる・やらない」まで自由なわけではない)
何をテーマに研究するかは自由なんですよ。

自分から自由を制限しちゃうのは、あまりにもったいないですよ。

極端に言えば、勉強と全然関係ないことだってかまわない。
せっかくだから
自分が日ごろ気になっていて、解決したいと思っていることをテーマにしたらどうですか?
宿題もクリアできて、悩みも解決して一石二鳥ですよ。
私が担任の先生だったら、むしろそういうテーマの研究の方が、応用力があっていいなと感じます。

ただし、テーマを決めるとき注意しなきゃいけないことが3つある

1つめは、テーマはゴールが見える程度に絞り込まなくてはいけないということ。
「ゴールが見える」というのは、どうなったらその問題を解決したといえるのかがハッキリしているということです。
たとえば、
「A」というゲームソフトで遊びたいけど、ソフトを買うにはお金が足りない
という状況を解決することにしましょう。
「自由」研究なんだから、こういうことを研究対象にしたっていいわけです。やや極端だけど。
「親におねだりして買ってもらう」と思った人…
間違いじゃないけど、それじゃ研究としてはおもしろくない。
だって、まず第一に、ちょっと考えると、ほかにも解決方法はいくらでもあるでしょう。
(1)「買う」
   ・おねだりして買ってもらう
   ・おねだりして不足分のお金を出してもらう
   ・小遣いの値上げを要求して、足りない分のお金を手に入れる
   ・アルバイトなどでお金を稼ぐ
   ・商品券やクーポン券の当たる懸賞に応募して、当選金で買う
   ・ネット通販やオークションなどで、安く買える方法を調べる
   ・中古品が出回っていないか調べる
(2)「買わずに手に入れる」
   ・イベント(誕生日など)にこじつけてプレゼントしてもらう
   ・ソフトがもらえる懸賞に応募する
   ・製品モニターに応募して試供品を手に入れる
   ・遊び終わった友達と、手持ちのソフトを交換する
(3)「遊べさえすればいい」
   ・持っている友達に借りる
   ・おもちゃ売り場の展示品でお試しプレイをする
(4)「ものの見方を変える」
   ・友達の家でプレイを見せてもらう
   ・資料を眺めて気分だけでも味わう
   ・シリーズものなら前作をプレイして気持ちを整理する
   ・本当にそのソフトで遊ぶ必要があるのかもう一度よく考える
   ・いさぎよくあきらめる
始めに思いついたことにすぐ飛びつくのではなく、まずはいろいろな可能性を探ってみてください。

普段ゲームをしない私でも、上に書いた程度のことは思いつきますよ。
こうしていろいろなアイデアを出してから、その中で有望そうなものを一つ選ぶようにすると解決法がハッキリしてきます。
それから、
仮に、やっぱり「親におねだりして買ってもらう」を選ぶことにしたとします。
それにしても、おねだりのしかたには、それこそ無数に方法があるでしょう。
それについてもよく検討していくとより具体的なテーマになります。
というわけで、こんなテーマ(↓)を考えてみましたがどうでしょうか?

ゲームソフトAおねだり作戦
~テストの成績などの条件を提示せずに、不足分のお金を親に出してもらうための交渉術~

まずはじめの状況として、ある程度のお金は持っていて、
「足りない分のお金を親に払ってもらってゲームソフトAを買う」というのがこの場合のゴールになります。
そして、交渉の条件として「次のテストがんばるから」みたいなことは言わないという制約があります。
さぁ、どうする!?
気付いた人もいると思うけど、この問題を解決すること自体がなんだかゲームみたいでしょ。
なんだか、おもしろそうだと思いませんか?
「おもしろそうだ」と思えてきたら、もう解決したも同然。自分でどんどん進められるから。
というより、ここまで来たらもう「自由研究なんてイヤだ」という気分じゃなくて
勉強とは別な楽しいことをやっている気分になってきませんか?
…ならない? あ、そう。
じゃ、次。

2つめは、テーマは自由でも、解決法は科学的(論理的)でなければならないということ。
「論理的」というと難しく感じるかもしれませんが
言い換えると「しっかりと筋が通っている」ということです。
全体としては、よくある研究の手順をふんで
 ①解決すべき事は何で【目的】
 ②それを解決する方法はどうで【仮説】
 ③試した結果はどうなって【検証】
 ④結局最後はどう考えたのか【考察・結論】

という構成になっていること(場合によっては多少項目は違います)
細かなことでは「事実」と「意見」をごちゃ混ぜにしないこと。
身近にいい例がなかったので
最近の我が家の話題でもある「車の買い換え」で説明すると…
(状況は、2つの候補「ミニバンB」と「コンパクトカーC」のどっちがいいかを夫婦で話してる)
 ア「ミニバンは広くて経済的で子連れの家庭には適しているんじゃないかな」…これは意見
 イ「購入候補のミニバンBの室内長は2m80cm、維持費はガソリン代○○円、タイヤ代△△円、自動車税□□円、駐車料金◇◇円、保険料▽▽円、車検手数料+整備費××円で、年間◎◎円」…これは事実
アとイの違いは、アが個人的な思い込みが入っているのに対して、イでは誰が調べたって同じ結果が出るところ。研究を進めるときには、イのような事実を積み重ねていって、最終意見として結論が出るようにすると、思い込みや偏りのないまとめになっていいです。
蛇足だけど、現実には、たぶん多くの人がアのところで考えるのをやめちゃってミニバンを買うんだろうね…。
とにかく、事実としてのデータをまとめておくと、他との比較もできるし、適切な判断ができるので心得ておきましょう。(比較と判断の様子は最後に「おまけ」でつけておきます。興味があったらどうぞ。)

3つめは、やりっ放しではなく、まとめとしての自分の意見を述べなくてはいけないということ。
別な言い方をすると、いわゆる「調べ学習」は、自由研究に求められている条件を全然満たしていない、ということ。
ここまで読めばさすがに「『自由研究の本に出ている実験をそのままやって終わり』じゃダメだ」ということがわかってきたとは思うけど、念のために書いておきます。
実際のところ、いくら説明しても、ここのところをどうしても理解できない人がかなりいて、私自身は悩んでいるのですが…
「○○について調べました」といって、本やインターネットの記事を写して来る人がいるんだけど
すでにある答えをどっかから見つけてくるのは「調べる」とは言わないんですよ。だってそれ他人の意見でしょ。自分は全然考えてない。あえて言葉を当てはめるなら、そういうのは「見つける」かな。
「調べる」と「見つける」は違う。
自由研究で言う「調べる」っていうのは、2つめの注意のところで書いたように、
 ・問題を解決するために
 ・方法を考えて(このことを「仮説を立てる」といいます)
 ・実際に試してみて(この段階を「仮説を検証する」といいます)
 ・その結果から解決策をまとめる(これを「考察する」といいます)
という手順で考えを進めること。

だから、「調べ学習」で本当に求められているのは、見つけてきた資料の質や量じゃなくて、それをどう使いこなしてどんな意見を作り上げたかということなのです。

そして、そのためには繰り返しになるけど、どんなテーマにするのかというのがとても大事。
(そういう目で見ると、学校でやってる「調べ学習」も、たいていはただの「見つけ学習」だったりする。こういうことに時間かけても、多少ネットの検索スピードは速まるかもしれないけど、考える力はあまり身につかない。残念ながら。)
それに、自由研究で「見つけ学習」しちゃう人ってたいてい、キーワードにヒットした物をいくつかチラ見して、よくまとまっていそうなのを1個選んで写しておしまい…なんじゃない?
そうして選んだ1個が、もし個人的な意見を書いただけのいい加減な内容だったら…とかいうことはまず考えないでしょ。
で、結局最後に
「初めて環境問題について調べたけど、いろんな事がわかった。自分も地球のために資源を無駄にしないよう気をつけたい。」
とか、別にわざわざインターネット見なくても思いつけるような感想書いて「できた!」と思ってる。(本心ではないにしても)
これがもし、地球温暖化について調べたとして
ほんと徹底的にすみずみまで検索しているうちに、全く正反対の意見を両方読むことになって
「同じ問題に対しても色々な意見があるものだな」ということに気付いたり
「節約することが解決策だと思っていたけど、もっと大きな規模で世の中を変える努力が必要なんだな」と考えを改めたりしたというのなら、それはそれで実りある研究になるとは思うけど。

以上、長いし、あちこち横道にそれるし、結局何をやったらいいのかは教えなかったけど、
自分が成長するために、どんな風に宿題と向き合えばいいのかを、ちょっとでも考えるきっかけになってくれたら、と思っています。

最後にもう一度ポイントを書いておきます。
1,自由研究とは、自分自身の問題を解決するための訓練
2,だから、問題自体は人に教えてもらうことはできない
3,気になること、解決したいと思っていることをテーマにすると楽しいし考える力が身に付く

では、皆さんの健闘を心からお祈りします。
有意義な休みを過ごしてくださいね。

おまけ:我が家の車買い換えの結末…(興味のない人は、とばしてかまいません)

で、結局「ミニバンB」と「コンパクトカーC」のどっちにしたのか…?
そんなこと気になる人はいないと思うけど紹介しておきます。

(夫)「ミニバンBの広さと費用が出たので、同じようにもう一つの候補コンパクトカーCもデータを調べたよ」
(妻)「で、どうだった?」
(夫)「うん、意外な結果になったよ。コンパクトカーCは室内長が2m55cm、維持費はガソリン代が●●円、タイヤ代▲▲円…(以下略)」
(妻)「へぇ、そんなに違うんだ。ミニバンてお金がかかるんだね。」
(夫)「車体が大きいと燃費は悪くなるし、タイヤの減りも早い。タイヤ自体の値段も高いしね。もちろん税金だって高い。今なら買うときにエコカー減税で多少は値引きになるけど、それはコンパクトカーだって同じ事だから全然メリットじゃないんだ。」
(妻)「みんなが言っているほど経済的じゃないんだ…でも広さはどう?」
(夫)「そこは考え方次第だけど、5人乗りのC
に比べて、Bは8人乗りなのに25cmしか大きくないよ。25cmというと、折り込みチラシの縦幅くらい。その中に3人多く乗るんだな。」
(妻)「んー、狭い。普段乗るのは4人だからといってイスを大きいのと付け替えられる訳じゃないから、無駄に空間だけが余ることになるのか…。8人乗り必要ないかな。」
(夫)「一応ここに、B・Cそれぞれの座席に、身長の同じモデルさんが座ったところの写真があるんだけど、Bはこんなに膝が浮いてる。Cではそんなことはないし、天井にも拳2個分以上ゆとりがあるよ。」
(妻)「そんな写真まで用意して、結構ヒマだよね。」
(夫)「う…いやまあ、それだけ真剣と言うことで。」
(妻)「でも、これだけ証拠がそろうと、もうCで決まりかな、という気はするね。」
(夫)「ほかにも、操作性とか乗り心地とか、いろいろ確かめたいこともあるから、次の休みに両方を試乗して、そこで結論を出そう。」
※結局、試乗も含めて考えた結果、我が家ではコンパクトカーC(フィアット・グランデプントというイタリアの小型車です)を買いました。座席が広くゆったりとして、小さいからすいすい走って疲れにくいし、4人家族が荷物を積んで旅行に出かけるにはもってこいです。そして何より無駄のないデザインが自分好み。一方、「ミニバン」というジャンルの車は、車が持ってる能力のうちの大半を、人と荷物を詰め込むことに振り向けているから、操作性とか運動性といった車としての性能が低くなるのはある程度必然なわけです。車としての能力はそのままに、人と荷物がたくさん積めるようになっているわけじゃあない。世間が押しつける「常識」なんて結構いい加減なもの。みんなも周りの空気に惑わされることなく自分のことは自分でよく考えましょうね。

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2009年1月 8日 (木)

年末・年始・七五三など

今年もよろしくお願いします。
いただいた年賀状に「ブログ見ています」
とのコメントが予想外に多くて
ちょっとブログの方も頑張らなくちゃなぁ、と思いました。

今年初めの内容は、
年末年始の“のんちゃん”の動向です。

我が家の第2子誕生(!)を控え
ママと離ればなれになってしまった“のんちゃん”ですが
クリスマス~お正月は
その寂しさを埋め合わせるようにいっぱい遊びました。

まずは、クリスマスにサンタさんにもらった「ねんどセット」で
たい焼きやお寿司やアイスなどを作って
「おままごと」や「お店屋さんごっこ」をしました。
(いやー、今の粘土は面白いですね。大人もつい夢中に…)

それから
パパといっしょに「旭川科学館サイパル」に行きました。
2歳の“のんちゃん”にはちょっと難しいかな、と思ったけど
遊園地好きな“のんちゃん”は、意外にも大喜び。
テレビの「ピタゴラ装置」のようなボールの運動に見入ったり
巨大シャボン玉に入ったり
立体映画を見たり
雪の結晶を作ったりしました。
帰ってからも
「また行きたい!」と何度もせがむので
翌日も出かけることに…

七五三の記念撮影もしました。
お参りは去年のうちにママやパパといっしょに行ってきたので
今回は写真館で着物を着て撮影。
写真屋さんの指示もうまく聞くことができて、
スムーズに撮ってもらうことができました。

お買い物にも行きました。
小さいころからスーパーで野菜の名前を「勉強」してたせいか
野菜には詳しい“のんちゃん”でしたが
今回は「おさかな売り場」に興味津々なようでした。
タイ・サンマ・ホッケ・カレイ・アジ・ハタハタ・シシャモ・キンキ・エビ・ホタテなど
意外と色々見わけることができてパパはびっくり。
いつの間に覚えたんだろう。
(本棚にあった「いきもの図鑑」の影響か…?)

あと“のんちゃん”の最近の小さなマイブームは
「何からできているの?」
たとえば

のん「『じゃがりこ』は何からできているの」
ぱぱ「おイモだよ」
のん「『おイモ』はなにからできているの? たね? 皮?」
ぱぱ「おイモは、イモを土に埋めると根や葉っぱが生えてきて、その下に新しくできるんだ」
のん「たねじゃないの?」
ぱぱ「うーん、たねからもできるんだけど…」

という感じ。
子どもなりにだけど論理的に完結している質問なので
いい加減には答えられず、結構気を使います。

じつは先述の「おさかな売り場」から帰ったあとにも

のん「お魚は卵からできるの?」
ぱぱ「そうだよ、よく知っているね」
のん「ニワトリの卵から?」
ぱぱ「お魚は、お魚の卵が別にあるんだよ」
のん「白いやつ? それとも茶色?(ニワトリの卵の殻の色のちがいが種類の違いだと思っている)」
ぱぱ「ニワトリよりもっと小さい卵だよ。科学館でサケの赤ちゃん見たでしょ。あんな感じ」
のん「卵は赤ちゃんなの?」
ぱぱ「…パパの言い方が悪かった。そうじゃなくてね…」

じつは私(夫)としては
“のんちゃん”と、こういう会話をするのがとても楽しみだったのです
…が、いざ始まってみると、“のんちゃん”もなかなかねばり強くて
嬉しいんだけど、ちょっと面倒くさい…

夏には「おねえさん」になるんだよね。
どうなるか楽しみです。

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2008年11月 5日 (水)

ついに保育所へ!

昨日11月4日
いつかは…と思っていたけれど、
想像してたよりずっと早かった気がします。
もちろん“のんちゃん”の保育所通園の話。

この日は今年初の雪で、大変な天気だったけど
ママの車で出発。

途中で一回だけ、トイレを失敗してしまったようだけど
あとは元気に遊んで
お弁当もすっかり食べて
無事帰宅とのこと。

私(夫)が自宅に戻ると
“のんちゃん”は、遊んだことや、お弁当の中身のことを
何だか一生懸命に話してくれました。
「お弁当おいしかった!」
「保育所おもしろかった!」
ということで
まずはひと安心。

何週間も前から「お道具袋」やら各種グッズを準備していた(妻)も
“のんちゃん”の様子を見て報われた思いなんじゃないでしょうか
(ほんと、こういうとき男親はできることが自分でもわからない…)

といっても、まだまだ始まったばかりですが。

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2008年8月 1日 (金)

自由研究:「何をやればいいか」は、こうして考えよう!

北海道の学校も夏休みに入りました。
ここ何年か、「学校の先生=宿題を出す立場」から
自由研究で悩まないための「ものの見方」を書いてきましたが、
私の文章では、すぐに役立つ答えがほしい皆さんの心は満たされないようで
毎年この時期になると
「自由研究で何をすればいいかわからない」という
私たち教師からみるとガッカリな発言が後を絶ちません…

そこで今年は、いつも私が伝えたいと思っていることを
もう少し直接役に立つ形で整理し、
これをみてくれた皆さんには、
「何をしたらいいかわからない」なんて言わずにすむ
「自由研究への取り組み方」
をお話ししたいと思います。

長いので、先にまとめなどを…

●自由研究って何をするものなの?
 ①自由研究の目的は、自分が見つけた問題を自分で解決する経験をすること
 ②特に大事なのは「解決法を自分で考え、実際に試して、結果から何かを
  得る」という科学的方法
 ③科学的に考えてさえいれば、テーマは何でもいい(=理科っぽいテーマに
  する必要はない)

●「自分が成長できるテーマ」を決める3つのステップ
 1,「解決すべき自分の悩み」をテーマにしよう
 2,自分なりの「ゴール」を設定しよう
 3,発表/提出時の形をイメージしてテーマを絞ろう

はじめに確認:そもそも自由研究とは何か?

私は中学校の理科教師なので、
おもに中学生の理科を中心にお話しを進めていきます。
(といっても、結局はどの教科も行き着くところは同じなのですが)

ところでこれを読んでくれているあなたは、
「夏休みの課題」は、何のために出されているか考えたことがありますか?

一応言っておきますが、
先生たちだって、夏休みの課題なんか、できれば出したくはないのです。
だって、先生方は夏休みを
「学校の時間割がなくても自分で勉強をする成長の場」だと思っている
から。
…だけど「夏休み」という言葉が誤解を招くのか、
「休みだから」という理由で、全然勉強しない人があまりに多い…
それで、「ホントは嫌だけど、何もしないまま過ごされるよりはマシ」という理由から
「やってほしい最低限のこと」として課題を出しているのです。
(もちろん、そうなる前にちゃんと時間をとって
「夏の計画作り」とか、「学習相談」などをやっているはずですけど)

さて、だとすると
自由研究で「やってほしい最低限のこと」とは一体何なのでしょう?

それはズバリ、
自分が見つけた問題を自分で解決する経験
なのです。

つまり

・問題を自分で見つけること
・解決方法を自分で考えること

の2つが大事なのです。

「何をやるか」はそれほど大事じゃなくて
「とにかく自分でやる」ということがとても大切なのです。

それは、こうした課題が
現実に直面するような
「決まった答えのない問題(たとえば人間関係とか)」を解決するための練習
として必要だ、
と先生たちが考えているからです。

だから、最近非常に多い
「自由研究で何をやったらいいか教えて下さい」なんて人に聞いたり
「インターネットで○○について調べてきました」などと、
見つけたものをまる写しするようなやり方は
キビシイようですが、そんなの宿題をやったうちに入らないのです。

だって、
自由研究をやる上で一番重要な「自分」が、どこにもないわけですから…

さて、次にふれておきたいことですが
理科の場合、先生によっては
もう少し親切に、自由研究の進め方を教えてくれるかもしれません。
たとえば

①「テーマ」を決めたら
②それに対する「仮説」を立てて
③仮説をたしかめるために「実験」「観察」を行い
④「結果」を示して
⑤それをもとに、わかったことを「まとめ」る(=考察する)

といったようにです。

では、自由研究では実験や観察をやればいいのでしょうか?

答えは…やればいいってもんじゃない、です。
実験自体は悪いことではありませんが、
それはあくまでも「仮説をたしかめるため」のもの。
実験することが目的になっちゃってるのでは、
やっぱり宿題をやったうちには入らないのです。

「仮説」という言葉がわかりにくければ、
今のところは「自分で考えた解決法」と読み替えてください。
さっきも書いたように
まず自分なりのテーマ(解決すべき問題)がちゃんとあって
それを解決する手段として実験があるという位置づけが大事です。

さらにいうと、
自分が向き合う問題の種類によっては、
実験じゃない解決法だっていくらでもあり得るわけです。

もっというと
こうした手順さえ、きちんとふんでいるなら
理科の教科書に出ているような内容じゃなくたって全然かまわない
のです。

また、私の説明が未熟なせいか
何割かの人には、いくら説明しても次のことを理解してもらえず
いつも悔しい思いをしていますが
教科書の内容を覚えたり、問題演習をやったりして理科の成績を上げること
科学的な発想で物事をとらえる訓練をすること
言葉の上ではどちらも「理科の勉強」ですが
その中身は全然ちがう
ものです。

自由研究に必要なのは、断然後者。
教科書的な内容から出発することも一つの方法ですが、
ここはちょっぴり冒険して
理科っぽくないテーマを科学的に解決することにチャレンジしてみましょう。
(ちなみに、最近出た本のなかで、
理科っぽくないテーマに科学的発想で取り組んだ例としては
岡田斗司夫さんという人が書いてベストセラーにもなった
『いつまでもデブと思うなよ』などが参考になるでしょう。
「自分はなぜ太っているのだろう」という疑問をきっかけに、
自分の食生活を観察して、最後にはダイエットを成功させてしまった
というドキュメンタリー(?)です。実用書としてもおすすめです)

●長くなったので、ちょっとまとめ。
 ①自由研究の目的は、自分が見つけた問題を自分で解決する経験をすること
 ②特に大事なのは「解決法を自分で考え、実際に試して、結果から何かを
  得る」という科学的方法
 ③科学的に考えてさえいれば、テーマは何でもいい(=理科っぽいテーマに
  する必要はない)

「何をやるか」は、こう決めろ!
さて、今度はさらにもう一歩進めて、
もうちょっと実用的な話をしたいと思います。
それはズバリ、何をやったらいいかを自分で決めるコツのようなもの。
こういう切り口のアドバイスって、意外と少ないようなので
ぜひ一度読んでみて下さい。

「自分が成長できるテーマ」を決める3つのステップ

1,「解決すべき自分の悩み」をテーマにしよう

 「自由研究の進め方」とか「テーマの決め方」的なアドバイス集の中に
 「身のまわりのことがらに「なぜ」と疑問を持ってみよう」
 みたいなことが書かれているのをよく見かけます。
 …確かにその通りなんですけど、
 そう思える人なら、たぶん自由研究のテーマで悩むことはないはずですよね。
 本当に悩んでいる人って、
 身のまわりに目を向けてみたって「なぜ」とは思えなかったり
 何に疑問を持てばいいのか、見当もつかないから悩むんじゃないかと思います。
 または、目の前の宿題にいっぱいいっぱいで、そこまで考えられないとか。

 普段気にもかけていないことを宿題だからといって無理やり疑問に思ったって
 意欲的に取り組めるはずもないですから
 ここは実際の研究活動をヒントに、自分のテ-マを決める方法を考えてみましょう。

 「必要は発明の母」ということわざがあるくらいですから
 研究をする人が取り組んでいる「研究テーマ」って
 多くの場合「その人にとって解決すべき問題」であることが多いです。
 つまり、自分自身で解決しなければならないからやっている、わけです。
 (他の人から依頼されたテーマに取り組むこともあるけど、
  その場合だって「相手からの依頼を解決する」という
  自分自身の目的のために取り組んでいます…よね)

 そうしてみると、
 「(理科の)自由研究で何をやっていいのかわからない」状態というのは、
 「自分には、理科では解決したい問題がない」ということなわけですよね。

 だったら、宿題だからって、それらしく形だけ整えるのはもうやめて
 長い目で見たときの自分の成長のために
 「自分の悩み」をそのままテーマにしちゃったらどうですか?

 たとえ理科の宿題だったとしても、
 上の方で書いたとおり方法が科学的であれば
 内容は理科っぽい実験なんかじゃなくてもいい
んですから
 (たぶん、職人気質の理科教師であればあるほど、
 こういうテーマには共感してくれると思うのだけど)
 今すぐ自分の悩みを思い浮かべてみましょう。

 だれだって解決したいと思ってる悩みの一つや二つはあるでしょう…?

 どうしても思い浮かばないのだったら、
 例えば
 「自由研究で、どんなことをやればいいのか、全然わからない」
 とか。
 (あ、全国で提出された自由研究がこればっかりだったらマズイから、
  マネはしないこと! 自分で考えるのが自由研究の肝ですからね)

 以降はこの「自由研究で、どんなことをやればいいのか」
 をテーマにすることを例として、実際に宿題に取り組む方法を考えてみましょう。

2,自分なりの「ゴール」を設定しよう

 さて、
 一応、取り組むべきテーマは決まりました。
 でも、さっき決めた
 「自由研究で、どんなことをやればいいのか」は、
 このままでは、テーマとしては、まだまだ不完全です…

 「全然わからない」という悩みの状態を、そのまま文にしただけですから
 これを
 「どうなれば「解決」といえるのか」という
 自分なりのゴールの状態
を示す文に置き換えてみましょう。
 そうすることで、
 この悩み(=テーマ)を、自分がどうとらえているか
 どんな方法で解決しようとしているかが、浮かび上がってきます。

 言ってるだけではピンと来ないと思うので
 実際に例をあげてみましょう。
 
  悩みの状態 「自由研究で、どんなことをやればいいのか」
   ↓
 ゴールの状態「自由研究で、どんなことをやるか自分で決める」

 こんな感じです。
 わずかな違いですが、こう書き換えたことで
 やるべきことが「決める」ことだと言うことがハッキリしました。

 研究につきまとうイメージって、
 はじめは手探りで、取り組んでいるうちに
 いつの間にか答えが浮かび上がって来るように思いがちですが、
 問題の本質を見きわめて、
 とりあえずでいいから、ゴールをきちんと決めてやる
ことで
 自分がどっちに進めばいいのかがわかるのです。

 これ大事です。
 進む方向だって、別に教えてもらわなくたって
 自分で決められるのです。

 ともかく、
 「自由研究で、どんなことをやればいいのか」という研究のゴールは
 次のように決まりました。

 ゴール(=本研究の目的):自分の力で、自由研究でやることを決める

 後は実際にやるだけ…ですが
 もう少しだけ、ヒントをのせておきます。

3,発表/提出時の形をイメージして、テーマをさらに絞り込もう

 「自由研究で何をやろう?」
 という悩みがあって
 「自由研究でやることはこれに決めた!」
 という答えがあれば
 自分の悩み自体は解決ですが、
 このままでは研究になりません、よね。

 答えも大切かもしれませんが、
 私たちに必要なのは、
 それをどうやって解決したのか、という
 解決までの流れの方なのです。

 「答え」というのは、その時限りの使い捨てですが
 「解決までの流れ」が身に付いていれば
 いつかまた悩みが生まれたときには
 そのやり方を応用して、自分で悩みを解決できます。

 自由研究では
 答えだけじゃなく、
 その研究(悩みの解決)で得た、本当に大切なものである
 「解決までの流れ」を
 形に残す工夫をしましょう。

 さすがに長くなってきました…
 以下に、形式別のまとめの形だけ例示しておきますので、
 ここから先は、ホントに自分の力でやってみて下さい。

 きっと、いつもとは違う体験ができると思います。

・例1:「自由研究テーマの決め方(レポート形式のまとめ)」
  自由研究のテーマを研究可能になるまで絞り込む方法を、
  今後も応用可能な形にまとめる

・例2:「自由研究ができるまで(図解形式のまとめ)」
    自由研究で何をするのかきめてからテーマに沿った研究が完成するまでを、
  掲示物にまとめる

・例3:「自由研究の参考文献リスト(調べ物形式のまとめ)」
  自由研究のテーマを決めるときに参考になる本やwebサイトを用途別・
  テ-マ別などに整理する

 

●ここまでのまとめ「自分が成長できるテーマ」を決める3つのステップ
 1,「解決すべき自分の悩み」をテーマにしよう
 2,自分なりの「ゴール」を設定しよう
 3,発表/提出時の形をイメージしてテーマを絞ろう

 

ついでに…今どき流行の「地球温暖化」について

これ多いですよね。
ホットな話題だし、地球規模の環境変化は人間にとっても影響が大きいから
(影響といっても、悪いことばかりじゃないですよ、実際は)
このテーマで自由研究するな、とは言わないけれど、
ちょっと一言。

「温暖化を防ぐために一人ひとりがもっと節約しよう」とか
「原子力発電はCO2を出さないから、温暖化対策に適している」とか
「CO2を減らせば温暖化が止まる」とかいった
世間にはびこる迷信をネットからまる写ししちゃう前に

ゲームに出てくる悪の大ボスじゃないんだから
CO2が減ったからって温暖化が止まって全て解決…なんかはしない
ことや
(このへんは事情が複雑だから、多面的に物事を見る練習にはなるかもしれない)

原子力発電は確かにCO2は出さないかもしれないけど
発電するためには火力発電(石油)とは比べものにならない大量の熱が出るから
地球はかえって温暖化してしまう
ことや
(しかも未だに解決されてない、「放射性廃棄物」の問題だってある)

節約して多少問題を先送りしたって、結局、資源を使っていることには変わりないんだから、じつは温暖化の防止にはなってない…ことくらいは
常識として知っておいてもいいと思う。

関心を持つべき課題の一つであることには違いないけど
今は、一部の安直な意見が一人歩きしちゃって
何がホントだかわからなくなってしまっているから
温暖化についてきちんと調べることは、とっても難しいことなのです。

みんなが注目してるし、情報も多いから
インターネットでちゃちゃっと調べよう…なんていう考えで取り組みはじめると
すぐにインチキ情報をつかまされ、それで調べた気になっちゃって
先生から寂しそうな視線を向けられてしまうことになるかも。

それなりの覚悟を持って、きちんと自分なりの意見を組み立てるのであれば
それはそれで、やりがいのあるテーマだと思います。

…でも、ここまでこの文章を読んだ人なら
もうわかっていますよね。

地球温暖化は「あなたが解決すべき自分の悩み」ですか?


おまけ:どうせだから、これも読んでほしい(過去のエントリ)

●自由研究やるのは何のため? ~宿題を出す側のホンネ
http://nozomilk.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_7957.html

●自由研究:何をやればいいか…は大まちがい!
http://nozomilk.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_026c.html

●自由研究のポイントは「自由」じゃなくて「研究」…?
http://nozomilk.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_f989.html

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2008年6月26日 (木)

ようやく復帰

私のミスで、長いことサイトの管理をしていませんでしたが、サポートセンターの方に助けてもらって無事復帰。今後ともよろしくお願いします。

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2008年3月 2日 (日)

幻の「お誕生プレゼント」

“のんちゃん”も、まもなく2歳。
…で「ひな祭り&お誕生祝い」のプレゼントを
(妻)と相談して選びました。

あれこれ考えた末に、
「やっぱり絵本好きだし、これしかない」と
絵本に決めたところまでは良かったのですが
どんな絵本にするかで、また悩む日々。

いろいろと考えているうちに
“のんちゃん”が図書館で何度も読んでる
すごくお気に入りの絵本があることを思い出しました。
だからきみがいる―11のポップアップでたのしめるせいめいのれきし
という「しかけ絵本」なのですが
なぜかこれがとっても好きみたいなのです。

本文を暗唱できるほどに親子3人で読んだ中身は
理科教師の私(夫)にとっても納得の内容。
わが子が理科好きになってくれるなら、こんな心強いことはないわけで
よし、これにしよう!
と勇んで注文しようとしたら
なんと軒並み在庫切れ…

しかけ絵本には良くあることなのだそうです…がっかりです

きっと喜ぶと思ったのになぁ。

誕生祝いなので、再出荷を気長に待つわけにも行かず
(妻)のオススメ「ペネロペ」シリーズから
私(夫)も一目みて気に入ってしまった、これまた「しかけ絵本」に決めました。
選んだのは ペネロペゆきあそびをする ペネロペようちえんへいく の2冊。

お話しは、ほのぼのとした内容なのですが、
「しかけ」がなかなか凝っています。
造形がすごい、とかいう方向じゃなくて、
動かし方がストーリーに大きく関わっていてこれまた納得。

今度はバッチリ注文できました…よかった。

間もなく誕生日。
“のんちゃん”は、喜んでくれるかな…?

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2008年2月13日 (水)

理科嫌い大国 ニッポン

わりと小規模な教師の研究会で
理科教育の実践について発表する機会がありました。
専門的な会合じゃなかったので
「理科離れの原因は何か」というような、一般的な質疑が多かったのだけど
その時ふと思い付いたのがこれ(↓)

「理科好き」なのがバレたら、いじめられるから

「そんなバカな」と思う前に、ちょっと思い返してみてください。
私には身に覚えのあることばかりですよ…
たとえば

職場にパソコンの扱いに長けた同僚がいたとする
当人が席を外すと
「あいつオタクだからさぁ…」

ちょっとした電気製品の故障を自分で直そうものなら
「シロウトなのに大丈夫かい?」

メカ好きな私の趣味はバイクにスポーツカー。すると…
「危ないからやめた方がいい」
「大きいミニバンやワゴンの方が便利なのに」

また、こんなことも…

ノーベル賞を受賞した学者に向かってインタビュアーが
「今回の発見はどのような分野に役立つのですか?」

同じく、ノーベル賞級の発明に対する会社からの報奨金が、たったの5,000円…

そうした現状を打破するべく、発明の正当な対価を求めて訴訟を起こせば
「会社に対する裏切りではないか」とバッシング

さらに…

地球温暖化緩和のために
「エコバッグ」「再利用」「節約」は、大いに推奨されるけど
「太陽熱温水」「地下水で融雪」を自分でやると
「難しそう」「そんなの無理」

ストレートに言い換えると
パソコン得意(≒理工系)はオタク
機械いじり(するやつ)はアブない
科学なんてワケわからん
研究は、社会に貢献するという使命がなければ
(≒好きでやってるはずがない)
理工系は貧乏で出世できない
などなど

現代の子供達は、
こうしたメッセージを毎日欠かさず浴びせられ
物心がつく前から、くり返し刷り込まれているのです。
理科が好きになったら、ロクなことがないぞ、と。

いわば国民が総力をかたむけ、
一生懸命になって「理科嫌い」を作り上げているのです

もし、「理工系離れ」なるものが実際の現象であるとしたら
それは、国をあげての努力がみごとに実を結んだ成果というべきでしょう。
そのことに気付かないまま
実験室の中だけで、わかりやすい、おもしろい授業をやったところで
どうなるものでもありません。

私も、周囲の目から理科好きであることを必死で隠し続けてきました。

でも運良く、人前でも堂々と「理科が好きだ」と言える職業に就くことができました。
結局何も変わらないかもしれないけど
好きなことをやってる私を見て、いわれのない仕打ちを受けている子どもの誰かが
何かを感じてくれたらいいな、と思います。

ただ、一方で、憎みたくなるほど明確に理科が嫌いな人だっているかもしれません。
そうした人が、理科嫌いでいることだって、また自由だと思います。
国民のデフォルトが「理科嫌い」だということは、社会システムを維持する上では憂うべき事かもしれませんが
だからといって一律に「理科好き」に矯正してしまうのも非人間的な気がします…

日本人というのは、つくづく他人を認めるということが下手な民族なのかもしれません。

…まとまりのない文章になってしまいました

追記
あまりに尻切れトンボな内容だったので、
もう少し私の考えを書いておきます(↓)

私が思い付く範囲でのもっともバランスのとれた方策は

①自分の身のまわりに「理科好き」(自然科学好き、科学技術好き)を見つけたら
 積極的に隔離したり、理科好きを矯正しようなどとせず、
 ただそっとしておいてあげる

 (現状では、なぜか一生懸命に攻撃しようとする人が多い)

②せめて、これから生まれてくる子どもたちには、
 もうこれ以上「理科を嫌いにする努力」を施さない

 (「負のメッセージを吹きこむことに消極的になる」だけでも相当効果がある)

ということでしょうか。
これだけで、今いる理科好きは
ずいぶんと居心地が良くなるはずだし、
遅くとも20年先くらいには
「理科離れ」という言葉自体が死語になってるかもしれませんよ(笑)

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2008年2月11日 (月)

娘と絵本について語る ~ちょこっとメディア論

我が子“のんちゃん”は絵本が大好き。

…なんだけど、
まだ2歳にもならない子どもが、
本の内容をどんな風に理解しているのか
突然興味がわいてきたので、
本人(=のんちゃん)にきいてみることにしました。

といっても、
読み聞かせながら、そのページの絵のことを質問してみただけなんですが、
結果はすごくおもしろかった!
娘の脳内パラレルワールドに触れた思いでした。

本日の題材(我が家には結構な数の絵本や児童書があるのです)は
『ぞうくんの みつけた しごと』という絵本。

主人公とおぼしき「ぞうくん」が、
仕事を探しに町へ行き、様々な職業につく動物たちを訪ねてまわり
最後に消防士(鼻から水を出す)を天職とするというような
たわいもない話なんですけど、
各ページの動物たちを、“のんちゃん”は次のようにとらえてました。

(夫)「何のお仕事をしてるのかな?」
・小包を持ったカンガルー(郵便配達) → のんちゃん(以下:のん)「荷物を運んでる」
・荷車に牛乳をのせたウシ(牛乳配達) → のん「牛乳を運んでる」
・資材に手をかけ、クレーンを誘導するトラ(建設作業) → のん「ブランコを拭いてる」
・マンホール(?)から顔を出すモグラ
(これも何かの作業) → のん「お風呂に入ってる」
・屋根にペンキを塗るキリン(塗装作業) → のん「お家をのぞいてる」
・手帳にメモをとるイヌ(警察官) → のん「お絵かきしてる」

カンガルーやウシあたりまでは、まぁ大人の理解とほぼ同じでしたが
以後の解釈は子どもならではのトンデモ回答…

…早い段階で気付いてよかった
だってこれ、
それぞれの動物たちが、自分の特長を生かした仕事をしているという
ストーリーの要点がわかってないと
全然別のお話になっちゃうわけですから…

とはいえ、1年あまりしかない生活体験からすれば
「なるほど、よく考えてるなぁ」と納得のできるものばかり。

普通の親はとっくに気付いてるのかもしれないけど
何をするにも「対話」ってすごく大事なんだな、と思いました。

テレビでも、本でも、ゲーム(まだやらせてないけど)でも同じだと思うけど
小さい子どもがメディアに向き合っているときには
近くにいる大人が場に応じて話しかけて、
子どもの考えを引き出したり、促したりする
ことが必要ですね。

逆に考えれば
適切な対話を持つことを心がければ
テレビもゲームもインターネットも
子どもの理解や思考力を高める強い味方になる
、ということでもありますね。

要は使い方の問題なのだな。

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2008年1月11日 (金)

脱「夜泣き」…?

昨夜のできごと。

我が子“のんちゃん”が眠った後、
いつものように夫婦2人で、お正月に録り貯めたビデオを見ていると
目を覚ました“のんちゃん”が
居間の隣の寝室から起き出てきて
無言でママ(=妻)の手を引き、布団に戻っていきました…

いつもだったら、こんなときは
布団でその場に起きあがって大泣きするのに、
どうしたんだろう…?

“のんちゃん”の中で何があったのかは
うかがい知ることはできませんでしたが、
父である私(=夫)としては
彼女なりの成長と受けとめたいと思ったのでした。

…翌朝の、おっぱいを求めて泣きわめく大騒ぎ(本当)がなければね。

成長とは一進一退のくり返しなのですねぇ。

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自由研究やるのは何のため? ~宿題を出す側のホンネ

「自由研究」なんて、何だか季節はずれなタイトルに思われますが、
夏が短く、冬は雪に閉ざされる地域の多い北海道では
夏休みが短い代わりに冬休みは他の都府県より長く設定されています。
このため冬休みにも夏休み並みの学習課題を課す学校が多いのです。

そこで今日は、宿題を出すセンセの立場から
自由研究について書きたいと思います。

まずハッキリさせておきたいことですが
自由研究とは
「自由にテーマを決めて研究に取り組む」課題です。
決して「やる/やらないが自由」なわけではありませんので
間違えないように(笑)

上の点を確認したところで
多くの人から寄せられる「あの一言」に向き合ってみましょう。
ズバリこれ(↓)です。

「自由研究で何をやったらいいかわからないんですけど…」
「自由研究ではどんな事をやったらいいんでしょう?」

上のセリフ、身に覚えありますよね。

けど、ちょっと考えれば
自由研究 = 自由にテーマを決めて研究に取り組む
なんだから、
何をやるかは自由だし
どんな事かは(できる範囲での)研究活動に決まってるんだけど
それでもこういう人が毎年後を絶たないわけです…。

で、もう少しくわしく聞いてみると、
「どうしていいかわからない」という意見の中身の多くは

・そもそも「自由な課題」という意味が理解できない

ということのように思えます。
「『自由』と言っておきながら宿題とはおかしいじゃないか」というわけです。
でも、上に書いたように
「自由研究 = 自由にテーマを決めて取り組む研究」
だと考えたらどうでしょう。
これってそんなにヘンなことでしょうか?

違う見方をすればこう言う意見もあるかもしれません。
「宿題なんだから何するか決まってないとやりにくい」
「『自由なテーマの宿題』なんて必要ないんじゃないか」
って。
これはちょっとわかる気がします…。

では、なんでこんなややこしいものが必要なんでしょう?
以下に私の意見を書いておきます。

まず、義務教育というのは
保護者が子供に受けさせることを義務づけられている最低限の教育なので
(余談ですが「学校に通うこと」じゃなくて「子供に受けさせること」が義務なところがポイントです。つまり昨今話題の「給食費の意図的な未払い」というのは「子供を学校に行かせる」という義務の一部をサボっているわけだから、どんな言い訳をしても絶対に正当化できないことなのですね)
その中身は、社会で生活するための教養や技能が中心なはずです。

つまり学校では「役に立つ」はずの勉強をやっているのです。
じゃ、役に立つとはどういう事か?
たとえば、実際の世の中の問題というのが、
どういう形で自分に迫ってくるかを想像してみてください

・欲しいものを買うにはどうしても小遣いが足りない
・学習と部活動を両立するにはどうしたらいい
・好きな相手にどうやったら思いを伝えられるだろう

大人になってからだって同じようなことの連続です。

・仕事の効率を高めたり、売り上げを伸ばすにはどうしたらいい
・我が子にどのようなしつけをしたらいいのだろう
・地球の温暖化にどのように対処したらよいのか

決まった解決方法も答えも無いような問題ばっかりじゃありませんか?
だから、自分で何にも考えないで、与えられた宿題ばっかりやってたら
こういうときに困るでしょ。
それで「自分で考えた課題に取り組む」経験をするために
自由研究がある
…と私は理解しています。

自由研究の中には、こうした問題に対処する際の要点が
いろいろ含まれていますよ。
たとえば「自由にテーマを決める」というのがそうです。
さっきあげた中の

・欲しいものを買うにはどうしても小遣いが足りない

ということで説明してみましょう

この問題には、何通りかの違ったゴール(とその解決法)があることに気がついたでしょうか?

ア:欲しいものを買うためにお金を手に入れる
 ・小遣いアップの方法を考える
 ・アルバイトなど、他の方法でお金を手に入れる
イ:お金を手に入れる以外の手段をさがす
 ・今すぐ買うのではなく、目標額になるまで小遣いを貯める
 ・安く手に入れる方法(割引や中古品や懸賞など)をさがす
ウ:欲しいものを買うことを(ひとまず)あきらめる
 ・借りて済ます
 ・他のことで気を紛らす

まだまだ違った解決法もいろいろと考えられるとは思いますがが、
(例えば「欲しいもの」というのが、自分にとって
どの程度必要かによっても全然答えは違うでしょう)
一見ぼんやりとして、どこから手を付けていいかわからないような問題でも
中身を見直すことで、解決できそうな問題に置き換えることができるはずです。
このように、
ぼんやりした問題を解決できそうな問題になるまで詳しく絞り込む作業を
「テーマを決める」といいます。

もうちょっと見てみましょう。例えば、さっきあげたうちの一つです。

 ・小遣いアップの方法を考える

これでもまぁ悪くはないですが、もっと詳しく絞り込みが可能です

 ・小遣いアップを親が納得せざるをえないような交渉材料のそろえ方

なんていうのはどうでしょう。
このくらい詳しいテーマだと、以下にやるべき事は
もうほとんど自動的に決まってくるはずです

こうしてみると、
「環境問題について」なんていうテーマは
今の例とは反対に、自由研究としては壮大すぎるというか、
手のつけようのない「ぼんやりテーマ」の典型だと言うことがわかるでしょう。

このように、
自由研究にしっかり向き合うと、
ごく初歩的な現実の問題に対処する能力も身に付く
のですよ(笑)

よく「学校の勉強は役に立たない」といわれてしまうけれど
多くのマジメな先生たちは、
一応は何とか、役立つ勉強の実現を目指しているんですよ…
(もちろんそれは自由研究に限った話ではないですが)

…というわけで
もし自由研究で悩んでる人がこれを読んでくれたなら
この話を参考に、次回はテーマの絞り込みに力を入れて
自分を成長させる、よりよい自由研究を目指してみてください。

自由研究関連の過去記事
・自由研究:何をやればいいか…は大まちがい!

 http://nozomilk.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_026c.html

・自由研究のポイントは「自由」じゃなくて「研究」…?
  http://nozomilk.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_f989.html

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